痔の種類と原因とは?自力で治す方法から病院での最新治療まで徹底解説
发布时间:2026-08-17 | 浏览:1
「トイレットペーパーに血がついていた」 「おしりが痛いけれど、恥ずかしくて相談できない」
日本人の成人の約3人に1人が経験すると言われる「痔」は、誰もがなり得る身近な疾患です。 初期であれば生活習慣の改善などで対処できますが、悪化すると手術が必要になることも少なくありません。また、 「ただの痔だと思っていたら大腸がんだった」 という危険なケースも存在します。
本記事では、 痔の3つの種類(いぼ痔・切れ痔・あな痔)の症状や原因 から、 自宅でできる予防法 、 病院での最新治療(切らない治療や日帰り手術) まで徹底解説します。
正しい知識を身につけ、おしりの悩みから解放されましょう。
日本人の3人に1人が悩む「痔」の基礎知識 なぜ痔になる?日常生活に潜む主な原因 痔は大きく分けて3種類(いぼ痔・切れ痔・あな痔)
なぜ痔になる?日常生活に潜む主な原因
痔は大きく分けて3種類(いぼ痔・切れ痔・あな痔)
①いぼ痔(痔核):最も多い痔の種類と症状 痛くない「内痔核」と激しく痛む「外痔核」の違い あなたは何度?いぼ痔の進行度チェック「ゴリガー分類」
痛くない「内痔核」と激しく痛む「外痔核」の違い
あなたは何度?いぼ痔の進行度チェック「ゴリガー分類」
②切れ痔(裂肛):女性に多く、痛みの悪循環に注意 便秘や強いいきみが引き起こすメカニズム 放置すると「見張りイボ」や「肛門狭窄」のリスクも
便秘や強いいきみが引き起こすメカニズム
放置すると「見張りイボ」や「肛門狭窄」のリスクも
③あな痔(痔瘻):激しい痛みと発熱!放置厳禁な理由 細菌感染による化膿が原因 市販薬では治らない!必ず手術が必要な理由
市販薬では治らない!必ず手術が必要な理由
痔を悪化させない!自宅でできる予防と対策 食生活の改善(水分・食物繊維の摂取、アルコール制限) おしりに優しい排便習慣(トイレは3分以内、温水洗浄便座の注意点) 入浴で血行を促進し、清潔を保つ
食生活の改善(水分・食物繊維の摂取、アルコール制限)
おしりに優しい排便習慣(トイレは3分以内、温水洗浄便座の注意点)
入浴で血行を促進し、清潔を保つ
病院に行くべき目安と肛門科での最新治療 「ただの痔」と自己判断は危険!血便は大腸がんの可能性も 切らずに注射で治す「ALTA療法(ジオン注)」とは? 日帰り手術が可能なケースと主な術式
「ただの痔」と自己判断は危険!血便は大腸がんの可能性も
切らずに注射で治す「ALTA療法(ジオン注)」とは?
日帰り手術が可能なケースと主な術式
まとめ:恥ずかしがらずに早期受診で快適な生活を
日本人の3人に1人が悩む「痔」の基礎知識
「痔」とは、肛門およびその周辺に起こる病気の総称です。 人間は二足歩行をするため、心臓よりも低い位置にある肛門には常に重力がかかり、血液がうっ血しやすいという宿命を背負っています。
四足歩行の動物には痔がないと言われていることからも、痔は人間の構造上、非常に起こりやすい病気だと言えます。
なぜ痔になる?日常生活に潜む主な原因
痔を引き起こす最大の要因は 「肛門への負担」 と 「血行不良」 です。日々の何気ない生活習慣が、知らず知らずのうちにおしりをいじめている可能性があります。
便秘と下痢 便秘で硬くなった便を無理に出そうと強くいきむと、肛門周辺の血管に強い圧力がかかり、うっ血して痔の原因になります。また、硬い便が通過する際に肛門の皮膚を傷つけることもあります。逆に下痢の場合も、勢いよく便が通過することで肛門を刺激し、細菌感染のリスクを高めてしまいます。
長時間の同じ姿勢(座りっぱなし・立ちっぱなし) デスクワーク、長時間の運転、立ち仕事など、同じ姿勢を長く続けると、下半身、特に肛門周辺の血流が悪化し、うっ血を引き起こします。
トイレでの長居 スマートフォンや本をトイレに持ち込み、長時間便座に座っていきむ習慣は非常に危険です。便座に座っている姿勢自体が肛門が下がりやすい状態であり、そこにいきみが加わることで大きな負担がかかります。
冷えとストレス 体が冷えると全身の血行が悪くなり、当然おしりの血流も滞ります。また、過度なストレスは自律神経の乱れを引き起こし、胃腸の働きを低下させて便秘や下痢を招く原因となります。
妊娠・出産 女性特有の原因として、妊娠による骨盤内の圧迫や、出産時の強いいきみが挙げられます。これにより、一時的に重度の痔を発症する女性は少なくありません。
痔は大きく分けて3種類(いぼ痔・切れ痔・あな痔)
痔は、その症状やできる場所によって大きく以下の3つに分類されます。それぞれ原因も治療法も全く異なるため、自分がどのタイプの痔なのかを知ることが非常に重要です。
痔核(いぼ痔): 肛門の静脈がうっ血していぼ状に腫れたもの。痔の中で最も割合が多い(全体の約50%)。
裂肛(切れ痔): 肛門の出口付近の皮膚が切れたり裂けたりしたもの。便秘がちな女性に多い。
痔瘻(あな痔): 肛門の周囲に膿が溜まり、トンネルができてしまうもの。下痢をしやすい男性に多い傾向がある。
①いぼ痔(痔核):最も多い痔の種類と症状
痔の中で最も患者数が多く、 全体の約50%を占めるのが「痔核(じかく)」、通称 「いぼ痔」 です。
肛門の周辺には、便が漏れないようにクッションの役割を果たす毛細血管の集まり(静脈叢:じょうみゃくそう)があります。ここに過度な負担がかかって血液がうっ血し、腫れ上がっていぼのようになった状態を いぼ痔 と呼びます。
いぼ痔は、発生する場所によって 「内痔核」 と 「外痔核」 の2種類に分けられます。
痛くない「内痔核」と激しく痛む「外痔核」の違い
肛門の少し奥には、直腸の粘膜と肛門の皮膚の境目である「歯状線(しじょうせん)」というギザギザの線があります。この歯状線を基準に、内側にできるか外側にできるかで症状が大きく異なります。
内痔核(ないじかく) 歯状線より内側(直腸側)にできるいぼ痔です。直腸の粘膜には「知覚神経(痛みを感じる神経)」が通っていないため、 初期段階では痛みがほとんどありません。 そのため気づくのが遅れがちですが、排便時にポタポタと血が落ちたり、トイレットペーパーに血がつくことで発覚することが多いです。進行すると、排便のたびにいぼが肛門の外に飛び出す(脱出)ようになります。
外痔核(がいじかく) 歯状線より外側(肛門の出口付近の皮膚側)にできるいぼ痔です。こちらには知覚神経が豊富に通っているため、 激しい痛みを伴うのが特徴です。 特に、血流が悪くなって血の塊(血栓)ができたものを「血栓性外痔核」と呼び、ある日突然、肛門にパチンコ玉のような硬いしこりができ、座ることも困難なほどの強い痛みが生じます。
あなたは何度?いぼ痔の進行度チェック「ゴリガー分類」
内痔核(痛みのない奥のいぼ痔)は、放置すると徐々に進行していきます。医療現場では、この進行度を評価するために「ゴリガー分類(Goligher’s classification)」という4段階の基準が用いられ、これに基づいて治療方針が決定されます。
Ⅰ度(第1度) 排便時に出血することはあるが、いぼが肛門の外に出る(脱出する)ことはない状態。痛みはありません。
Ⅱ度(第2度) 排便していきんだ時に、いぼが肛門の外に脱出する。しかし、排便が終わると自然に肛門の中に戻っていく状態。
Ⅲ度(第3度) 排便時にいぼが脱出し、自然には戻らなくなる状態。指で押し込めば、なんとか肛門の中に戻ります。この段階になると、残便感や下着の汚れが気になり始めます。
Ⅳ度(第4度) いぼが常に肛門の外に出っ放しになっている状態。指で押し込んでも戻りません。粘膜が擦れて出血や粘液の漏れが起こり、下着が常に汚れたり、激しい痛みを伴ったりするなど、日常生活に大きな支障をきたします。
Ⅰ度〜Ⅱ度の初期段階であれば、生活習慣の改善や薬物療法で症状を抑えることが可能ですが、Ⅲ度以上になると、根治のためには手術などの外科的治療が必要になるケースが多くなります。
②切れ痔(裂肛):女性に多く、痛みの悪循環に注意
痔全体の約10〜15%を占め、特にダイエットなどで便秘になりやすい20代〜40代の女性に多く見られるのが「裂肛(れっこう)」、通称 「切れ痔」 です。
便秘や強いいきみが引き起こすメカニズム
切れ痔の主な原因は「硬い便」です。便秘によって水分を失いカチカチに硬くなった便を、無理やり強いいきみで排泄しようとすると、肛門の出口付近の皮膚(肛門上皮)が無理に引き伸ばされてビリッと切れたり裂けたりしてしまいます。
肛門の皮膚には知覚神経が集中しているため、切れた瞬間や排便中、そして排便後もしばらくの間、ヒリヒリ・ジンジンとした強い痛みが生じます。
出血の量はそれほど多くなく、トイレットペーパーに少し血がつく程度や、便の表面に血が線状につく程度が一般的です。
放置すると「見張りイボ」や「肛門狭窄」のリスクも
切れ痔の 最も恐ろしい点は、「痛みの悪循環」に陥りやすいこと です。
排便時に強い痛みを感じると、無意識のうちにトイレに行くのが怖くなり、便意を我慢するようになってしまいます。すると便は腸内に長く留まることになり、さらに水分が吸収されてカチカチに硬くなります。その硬い便を無理に出そうとするため、また肛門が深く切れて激痛が走る……という負のループに陥るのです。
この悪循環によって切れ痔が慢性化すると、切れた傷跡が深くえぐれて潰瘍(かいよう)になったり、傷を治そうとする炎症反応によって傷口の周囲の皮膚が盛り上がり「見張りイボ(肛門皮垂)」と呼ばれる突起物ができたりします。
さらに症状が進行すると、傷跡がケロイド状に硬く引きつり、肛門そのものが狭くなってしまう「肛門狭窄(こうもんきょうさく)」を引き起こします。肛門が鉛筆ほどの太さしか開かなくなると、通常の便を出すことも困難になり、大掛かりな手術が必要になってしまいます。
③あな痔(痔瘻):激しい痛みと発熱!放置厳禁な理由
痔全体の約10〜15%を占め、下痢をしやすい男性に圧倒的に多いのが「痔瘻(じろう)」、通称 「あな痔」 です。
これは他の痔とは原因や性質が大きく異なり、非常に厄介な病気です。
直腸と肛門の境目(歯状線)には、「肛門陰窩(こうもんいんか)」と呼ばれる小さなくぼみがあります。健康な状態であれば問題ないのですが、免疫力が低下している時や激しい下痢をした時に、このくぼみに便が入り込み、大腸菌などの細菌が感染してしまうことがあります。
細菌が感染すると、肛門の周辺の組織(肛門腺)が化膿し、大量の膿(うみ)が溜まります。この状態を 「肛門周囲膿瘍(こうもんしゅういのうよう)」 と呼びます。この段階では、おしりがズキズキと激しく痛み、赤く腫れ上がり、38度以上の高熱が出ることがあります。座ることも歩くことも困難なほどの激痛です。
そして、溜まった膿が限界に達して皮膚を突き破って外に排出される(あるいは病院で切開して膿を出す)と、一時的に痛みや熱はスッと引きます。しかし、これで治ったわけではありません。 直腸の中から肛門の外側の皮膚にかけて、膿の通り道であった「トンネル(瘻管:ろうかん)」が残ってしまいます。このトンネルが貫通した状態が 「痔瘻(あな痔)」 です。
市販薬では治らない!必ず手術が必要な理由
痔瘻に関して最も注意すべき重要な事実があります。それは、 痔瘻は市販薬や生活習慣の改善では絶対に治らない ということです。
いぼ痔や切れ痔は初期であれば薬で症状を抑えることができますが、痔瘻は物理的なトンネル(瘻管)が形成されてしまっているため、薬を塗ってもトンネルが塞がることはありません。 放置していると、何度も化膿を繰り返して膿が出続け、下着が汚れ、常に不快感を伴います。
さらに、治療せずに長期間(10年以上など)放置し続けると、トンネルがアリの巣のように複雑に枝分かれして重症化し、 最悪の場合は瘻管の組織がガン化する 「痔瘻がん」 という命に関わる重大な病気に進行するリスクもあります。
そのため、痔瘻と診断された場合は、トンネルを取り除くための根治手術が必須となります。 おしりに激しい痛みや発熱、腫れ(肛門周囲膿瘍)が現れた場合は、決して放置せず、一刻も早く肛門科を受診してください。
痔を悪化させない!自宅でできる予防と対策
痔は、日々の生活習慣が深く関わっている「生活習慣病」とも言える側面があります。 病院で治療を受けたとしても、根本的な原因となる生活習慣を見直さなければ、再発を繰り返してしまう可能性が高いです。
ここでは、おしりを守り、痔の悪化を防ぐために今日から自宅でできる予防と対策法を紹介します。
食生活の改善(水分・食物繊維の摂取、アルコール制限)
便通を整えることは、痔の予防において最も重要です。毎日の食事から腸内環境を改善していきましょう。
水分をこまめに摂る 便を適度な柔らかさに保ち、スムーズな排便を促すためには水分が不可欠です。1日に1.5〜2リットルを目安に、こまめに水分補給を行いましょう。特に朝起きてすぐにコップ1杯の水を飲むと、胃結腸反射(胃に食べ物や水分が入ることで大腸が動く反射)が起きやすくなり、自然な便意を促すことができます。
食物繊維を積極的に摂る 食物繊維には2種類あり、バランスよく摂ることが大切です。便のカサを増やして腸を刺激する「不溶性食物繊維(根菜類、きのこ、豆類など)」と、便に水分を与えてツルッと出しやすくする「水溶性食物繊維(海藻類、こんにゃく、果物など)」を毎日の食事に取り入れましょう。
刺激物やアルコールは控える 唐辛子などの強い香辛料は、消化吸収されずにそのまま肛門を通過するため、粘膜を直接刺激して排便時の痛みや炎症を引き起こします。また、過度なアルコール摂取は下痢の原因になるだけでなく、肛門周辺の血管を拡張させ、うっ血を悪化させるため、痔の症状がある時は禁酒・節酒が基本です。
おしりに優しい排便習慣(トイレは3分以内、温水洗浄便座の注意点)
トイレでの過ごし方や排便の仕方も、肛門への負担に直結します。
便意を感じたら我慢しない 便意があるのにタイミングを逃して我慢してしまうと、便は腸内に長く留まり、水分が吸収されてどんどん硬くなります。これが切れ痔の大きな原因です。便意を感じたら、できるだけすぐにトイレに行く習慣をつけましょう。
トイレの時間は「3分以内」が鉄則 排便時に強くいきむのはおしりへの最大のダメージです。いきむのは短時間にとどめ、「完全に出し切ろう」と粘らないことが大切です。3分座っても出ない場合は、一度トイレから出て仕切り直してください。スマートフォンや雑誌をトイレに持ち込んで長居するのは厳禁です。
温水洗浄便座の「洗いすぎ」に注意 温水洗浄便座(ウォシュレットなど)は、おしりを清潔に保つために有効ですが、使い方を間違えると逆効果になります。強い水圧で洗ったり、長時間洗いすぎたりすると、肛門周辺の皮脂まで洗い流してしまい、皮膚のバリア機能が低下して炎症や痒みの原因になります。水圧は「弱」に設定し、洗う時間は5秒程度にとどめ、その後はトイレットペーパーでこすらずに優しく押さえるように水分を拭き取ってください。
入浴で血行を促進し、清潔を保つ
おしりの血行不良を防ぐケアも日々の習慣に取り入れましょう。
シャワーだけでなく湯船に浸かる 毎日しっかりと湯船に浸かることは、痔の予防・改善において非常に効果的です。お湯でおしりを温めることで、肛門周辺の滞っていた血流が改善され、うっ血が解消されます。また、肛門の筋肉(括約筋)の緊張がほぐれるため、痛みも和らぎます。患部を清潔に保つという点でも入浴は重要です。
同じ姿勢を長時間続けない デスクワークなどで座りっぱなしの時間が長い方や、逆に立ち仕事の方は、下半身に血液が滞りやすくなります。1時間に1回は立ち上がって歩いたり、軽いストレッチをして血流を促すように工夫しましょう。寒い季節や冷房の効いた部屋では、ひざ掛けやクッションを使っておしり周りを冷やさないことも大切です。
病院に行くべき目安と肛門科での最新治療
「市販の薬を塗っても良くならない」 「痛みが強くなってきた」 「出血が続いている」
といった場合は、自己判断で放置せず、迷わず専門の医療機関(肛門科、胃腸科、消化器外科)を受診してください。
「ただの痔」と自己判断は危険!血便は大腸がんの可能性も
「排便時に血が出たけれど、きっといぼ痔か切れ痔だろう」
と自己判断してしまうのは非常に危険です。 出血の症状は、 痔だけでなく 「大腸がん」 や 「大腸ポリープ」「潰瘍性大腸炎」 といった重大な消化器系の疾患 でも見られます。特に大腸がんの場合、初期症状がほとんどなく、出血が見られた時にはすでに進行しているケースもあります。
鮮やかな赤い血(鮮血)であれば痔の可能性が高いと言われますが、素人判断は禁物です。
医療機関では、問診や視診(肛門を直接診る)だけでなく、必要に応じて大腸内視鏡検査(カメラ)を行い、出血の原因が本当に痔だけなのか、腸の奥にがんなどの病変が隠れていないかを正確に診断します。これが命を守るために最も重要なプロセスです。
切らずに注射で治す「ALTA療法(ジオン注)」とは?
「痔の治療=メスで切る痛い手術」 というイメージがあり、病院を敬遠している方も多いかもしれません。しかし近年、いぼ痔(内痔核)の治療は劇的に進化しています。
その代表格が 「ALTA療法(ジオン注射療法)」 です。 これは、脱出を伴う内痔核(ゴリガー分類のⅢ度〜Ⅳ度の一部)に対して、 ジオンという特殊な薬剤をいぼの4箇所に直接注射する治療法 です。 薬剤が注入されると、いぼの血流が遮断されて出血が止まり、数週間かけていぼ自体が硬く縮小して粘膜に癒着し、脱出しなくなります。
ALTA療法の特徴 メスを使わないため、術後の痛みが極めて少なく、出血もほとんどありません。 また、痛みがないため、多くのクリニックで日帰り治療として行われており、仕事や家事を長期間休む必要がありません。 ※内痔核の大きさや患者様の体調などにより、注射での治療や日帰りが可能かどうかは医師の診察による判断が必要です
日帰り手術が可能なケースと主な術式
ALTA療法が適応とならない大きな外痔核や、慢性化した切れ痔、痔瘻の場合は、外科的な手術が必要となります。
しかし、近年では麻酔技術や手術手技の向上により、多くのケースで 「日帰り手術」 が可能になっています。
結紮切除術(けっさつせつじょじゅつ) いぼ痔の根元にある血管を糸で縛って(結紮)、いぼを根元から切り取る(切除)根本的な手術です。最も再発率が低い確実な方法です。ALTA療法と併用(切除と注射を組み合わせる)することで、痛みを軽減しつつ確実な治療を行うクリニックも増えています。
裂肛根治術(切れ痔の手術) 慢性化した切れ痔で肛門が狭くなってしまった場合、狭くなった部分の筋肉を少し切開して肛門を広げたり(側方内括約筋切開術:LSIS)、健康な皮膚をスライドさせて傷跡を覆う手術(皮膚弁移動術:SSG)などが行われます。
痔瘻根治術 痔瘻のトンネル(瘻管)を切り開く、あるいはくり抜く手術です。括約筋へのダメージを最小限に抑えるため、特殊なゴム糸を通して徐々に組織を切っていく「シートン法」という術式も、日帰りで行われることが多くなっています。
まとめ:恥ずかしがらずに早期受診で快適な生活を
痔は決して恥ずかしい病気ではありません。多くの人が密かに悩みながら、それでも我慢を続けて悪化させてしまっているのが実情です。
いぼ痔、切れ痔、あな痔 、それぞれの原因と症状を正しく理解し、まずは食生活や排便習慣などのライフスタイルを見直すことが改善の第一歩です。
しかし、痛みが強い、出血が続く、あるいはいぼが戻らないといった症状が出ている場合は、市販薬での対処には限界があります。
現在の肛門科では、プライバシーに配慮した診療が行われており、ALTA療法(ジオン注)のような 「切らない・痛みの少ない」治療 や、仕事を休まなくて済む 「日帰り手術」 など、患者の負担を最小限に抑える治療の選択肢が豊富に用意されています。
「もしかして大腸がんかも?」という不安を抱えたまま過ごすストレスは、精神的にも良くありません。 おしりの違和感や悩みがある場合は、一人で抱え込まず、できるだけ早めに肛門科・胃腸科などの専門医に相談し、快適で安心な日常生活を取り戻しましょう。